「清見」は
食味に優れた優良品種!
清見は早生温州の代表的な品種「宮川早生」蜜柑に、「トロビタオレンジ」の花粉を交配し育成した品種で1979年に「清見」と命名されました。そして、優良品種の清見は柑橘の中でも 、数多くの親品種としても有名です。代表的な果実は高級柑橘“せとか”や熊本県産で有名な“デコポン”(しらぬひ)に親にあたります。多くの人に愛される柑橘の親品種だけに、優れた味わいの果実です。
柑橘栽培に最適な産地
愛媛県 三崎
「清見と言えば、愛媛の三崎」
と言われる程、業界では有名な産地です。
三崎は霜がほとんど下りない環境で、清見の試験栽培で越冬完熟させた地域です。
越冬完熟させると、糖度が乗り、食味に優れた果実が出来た事から産地を上げて作るようになりました。
ひとつひとつの果実を守るための「袋掛け」、品質チェックに用いられる「光センサー選果」、さらに栽培地の違いによる品質のブレをなくすための「栽培時期の制度化」など、こだわった取組みにより、現在の高いブランドを築き上げました。
三崎共選の事務所長の「収穫は急ぎません。日当たりが良く熟した園地から徐々に収穫していきます。三崎共選として自信があるものしか出しません!」と、強い言葉が印象的です。それほどプライドを持って取り組んでいるのです。
越冬させて樹熟品を収穫するから
美味しさが違います!
愛媛県JAにしうわ「三崎共選」は、「清見」に置いて市場関係者の誰もが認める一級産地。なぜそこまで評価が高いのかというと
“越冬させて樹上で完熟させる”。この1点が特別だからです。
元々、佐多岬半島という恵まれた立地ですので、他の柑橘も美味しいですが、三崎の清見は、今年も2/20頃まで樹上に置いて、収穫をします。
特に2023年は1/25に日本列島に寒波が来て柑橘も被害が出ました。それでも三崎共選は、味の濃さ、美味しさを優先して樹上におきました。毎年食べていますが、熟度が高いと、果肉のまろやかさというか柔らかさが違うのです。
三崎共選は、その他にも「デコポン」「はるみ」なども美味しいです。それでも産地でNo.1は「清見」です。