宮城県石巻市で昭和元年創業
漁業のまちで愛されてきた「粟野蒲鉾店」
製造現場でしか味わえない
「焼きたて」を自宅で再現!
「手焼き笹蒲鉾」
創業以来90余年、素材に妥協せず、職人の手技で笹蒲鉾にこだわり続けてきた老舗蒲鉾屋からの新たな試み、お客様のお手元で手焼きする笹蒲鉾が登場!表面を香ばしく焼くと、プリッと歯切れがよく、中はふかふかの仕上がり。噛むほどに広がる魚の旨みと甘みに驚くはずです。“笹蒲鉾のおいしい瞬間「焼きたて」を体感してほしい!”と語るのは、開発を担当した専務取締役 粟野風人さん。これまでにない楽しみ方をご紹介します。
焼きたてこそが
最も美味しい瞬間
笹蒲鉾の一番美味しい瞬間「焼きたて」を楽しんでほしい。
そんな思いで作られた、完成直前の焼き目の付いていない真っ白な「手焼き笹蒲鉾」です。
七輪、オーブン、グリルで香ばしく表面を焼き上げてください。焼き色が付いてきて芳しい香りも漂い、数分すると部分的にぷくっと膨らんできます。焼き上げた笹蒲鉾には山葵醤油や生姜醤油が合います。焼き途中に醤油を付けても美味です。さらに、フライパンやホットプレートでもクッキングシートを活用することで、手軽にお楽しみになれます。
少し水をつけて、レンジで500W 20秒ほど温めますと新食感の味わいに。そのまま煮物に加えるのもお勧めです。
港町石巻で愛されてきた
老舗蒲鉾屋より、
新しい楽しみ方のご提案
昭和元年(1926年)創業の「粟野蒲鉾店」。初代 粟野忠吉が東京神楽坂の蒲鉾屋で修行をした後、故郷の石巻で蒲鉾屋を開いたのが始まりです。(写真は昭和当時の粟野蒲鉾店)水産長官賞など数々の賞を受賞した笹蒲鉾をはじめ、バラエティに富んだ練物を提供し、石巻の名産品として地元を盛り上げる人気店。創業当時から努力を欠かさずこだわり抜いた蒲鉾は、地元 漁業まちの人々をはじめ、多くの方に愛されてきました。
しかし今回注目したいのは、粟野蒲鉾店が守り続けた伝統ある笹蒲鉾に留まらず、枠にとらわれない挑戦。“店として価値あると思う商品はおいしいから売れていく”、ここに満足をせず、お客様が思う“こんなものがあったらいいな”を積極的に取り入れた商品開発を始めました。今回の新商品も「アウトドア用の笹蒲鉾を作れませんか」というお客様の声から生まれた一品です。
創業から培ってきた
伝統の手焼き製法から一捻り
本来は、魚のすり身を濾し形成後じっくりと焼き上げて作られる笹蒲鉾。焼くことにより独自の歯切れの良い食感、プリッとした弾力が生まれます。ところが今回のお客様のもとで焼き目を付ける笹蒲鉾は、安心しておいしく楽しめるよう「蒸す」工程を経ています。粟野さんは粟野蒲鉾店の笹蒲鉾らしさを失わないよう、蒸し方や温度を徹底管理。丁寧に試作を繰り返しました。
主原料には厳選したグレード最高品質の「スケソウ鱈」を使用。素材の良さ、味と弾力を引き出すために、加工でんぷんやゼラチン・塩分・調味料は極力控えて製造します。
アウトドアシーンで
盛り上がる串付き笹蒲鉾
1本ずつ丁寧に串に刺さった「串付き手焼き笹蒲鉾」は食べやすく仕立てられています。焼きたての醍醐味をキャンプやBBQでお楽しみください。おでんの具材にも串揚げにしても、美味しく召し上がれます
地元でも味わえない
「焼きたて」のおいしさを
ご自宅で
身近な「笹蒲鉾」を焼いて食べてみたことはあるかもしれません。しかし、それとはまた違ったおいしさに感動します。特筆すべきは食感です。香ばしく焼かれた表面はプリッと歯切れが良く、内部はふかふか。噛む程に凝縮された上品な旨みを堪能できます。体験を含めて五感で楽しめる新しい笹蒲鉾です。
食文化 田賀