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築地市場の味探訪

築地のセリ人を唸らせる
魚河岸・社員食堂の海老フライ

これぞ築地市場の海老フライ

天然海老がプロの舌も唸らす

威勢のいい築地の男たち。その食べっぷりももちろん豪快だが、ただ量があるだけでは満足できない。日々魚介は飽きるほど食べている。だからどうせ食べるなら“うまいもの”が食べたい。彼らに用意されるのは『天然海老の海老フライ』一般には販売されない品で、海老本来の旨味と弾力ある食感が楽しめる。

天然海老のうまさを存分に

そのこだわりは原料の海老からして違う。巷の海老フライは大きく見せるために、海老を引っ張って伸ばしたり水を含ませたものがある。これでは海老の食感が台無しだ。海老のセリ人のプライドがそれは絶対に許さない。

えりすぐりの天然海老の大ぶりなものだけを使用し、鮮度抜群のままに衣をつける。プリっとした食感とその旨味を、衣の中にしっかりと閉じ込めるのだ。

さらにはこの衣へのこだわりも一線を画す。実は世に出回る海老フライのほとんどが衣率５０％以上。これでは海老ではなく衣を食べているようなもの。築地の目利きにそんなごまかしは通用しない。この海老フライの開発にはこの道30年を超える海老専門のセリ人がかかわっている。衣の薄さにこだわり、大きな海老を贅沢に使うことで満足感を高めた。

魚河岸のプライドが詰まった一品

自分が食べるなら、家族に食べさせるなら…そんな思いを込めて素材のおいしさを存分に引き出す『魚河岸・社食の海老フライ』が完成した。
ひっそりと、愛されてきた味がついに商品化を迎える。築地の食にかける想いが伝わる一品である。

深夜からの「荷捌き」「セリ」「商談」と忙しい魚河岸の男たちに朝が来る。一仕事を終えて腹ペコな男たちは街に繰り出すのではなく社員食堂を目指す。目指すは海老フライ定食…そんな光景を受け継ぐ商品です。