『塩筋子』 デンマーク産トラウトサーモン使用 2腹 計約350g ※冷凍

商品説明

デンマークの新鮮なトラウトサーモンを職人が加工。約1週間塩蔵で熟成し、卵の旨みを引き出しました。
塩分濃度は推定値で4.8％です。

明治から昭和にかけて盛んに行われてきた母船式サケマス漁業。船には、缶詰や塩蔵設備が整っており、漁獲した魚はすぐに加工に回されます。基本的には、塩鮭を作っているのですが、中には卵を抱えているメスも混じっています。ここで作られる筋子は、「母船子」と呼ばれ、特に函館、青森、秋田では高値で取引されていました。しかし、太平洋戦争により漁船などの用意が難しくなった母船式サケマス漁業は勢いを失いました。終戦後、昭和27年に北洋漁業は再開し、昭和30年にはオホーツク海にも出ていましたが、日ソ漁業条約により、禁漁区が設定され操業規模は縮小。 さらに、昭和51年にソビエトの沿岸200海里の制定により漁業は衰退していき、母船子は幻のものとなりました。

どうにか母船子に近い味わいが出せないかと作ったのが、この塩筋子です。

デンマークでは、国を挙げてトラウトサーモンの養殖における資源管理を行っています。清潔で環境下で育つため、健康的で安全なトラウトサーモンが生産されます。
現地では、水揚げ後の卵の選別から、熟成まで日本人の職人が各自1つの工程に張り付き、分業で筋子を作ります。

塩分濃度は推定値で1〜3％の甘口です。 熟成された卵は旨みが引き出され、まったりとして濃厚です。嫌な臭みもまったくありません。 母船子時代から筋子を愛する北海道や東北人にも好まれる味わいです。 熱々の白米、おむすびでお召し上がりください。青森県では、細巻きにする「筋子巻」もあります。

お召し上がりの際は、冷蔵庫で半日程度解凍してください。